金陽会会長挨拶


ご 挨  拶

奈良県立五條高等学校同窓会

金陽会 会長 阪井 紘行

本年6月に開催された総会において、米田修三前会長から金陽会の会長を引き継ぐことになりました。

五條高等学校がこれまでに120年もの長い歴史を刻み続けてきたことは、平成28年11月に行われた創立120周年の記念式典において講演する機会を与えて頂いたことから分かっていたが、同窓会である金陽会がそれに劣らず100年もの長い歴史を有していること、また、創立120年を機に刊行された会員名簿には3万名にも及ぶ多くの現役会員が登載されているということを聞くに及び、改めて身の引き締る思いがしているというのが偽らざるところです。

これまでに、大阪金陽会の総会や役員会には可能な限り出席してきたつもりですが、金陽会本会については、何度か総会に出席したことがあるだけで、役員経験のない私には、一体何をすれば良いのか、何をなさねばならないのかも分からず、金陽会の生き字引とも称されている櫻井秀清さんや、私のことを良く分からないまま幹事長という面倒な役を引き受けて下さった下村 卓さんから急ぎ多くのことをお教え頂いている。

金陽会は、会員相互の親睦を図ることと母校の発展を援助することを目的とする、と会則に定められている。

近頃の若い人達は、同窓会などに存在意義を見出しておらず、組織離れが言われて久しい中、一体、如何にすれば会員相互の親睦を図れるのか、また、今後、五條高等学校が存立し続ける限り、私達と同じく五條高等学校卒という学歴を背負い、しかも不透明でかつ益々困難が予想される未来社会を生きていかねばならない後輩達やその後輩達が学ぶ学校に一体何ができるのだろうか、多くの方々のご意見をお聞かせ頂き度く、これまでに、7月と9月に2回理事会を開催し、お忙しい中、出席して下さった理事の皆さんから貴重なご意見をたくさん拝聴することができました。

そのような中で、会員相互の親睦を図るという目的の一環として、来年、5月26日に開催予定の総会には、幾つかの卒業年度を選び、出席を呼びかけることになりました。

五條高等学校は平成4年に新校舎に移転していますが、これまでに足を運ばれ実際に目にされた方は少ないのではないだろうかとの思いがあるからです。運営委員会の総務委員会と組織委員会の皆さんが準備して下さることになっていますが、一人でも多くの会員にご参加頂き、新しく立派になった校舎を見て頂くとともに互いに旧交を温めて頂ければと思います。

もう一つの目的とされている母校の発展を援助するということについても、理事の皆さんからたくさんのご意見が寄せられましたが、しかし、まずは学校のご意見をお聞きすべきということで、折をみて意見交換させて頂いているところです。

まだ、駆け出したばかりです。

今後も多くの皆さんのご意見を拝聴し、そして多くの皆さんに助けて頂き、何とか任期を全うしたいと考えています。

何卒、ご指導、ご鞭撻、ご支援を賜わりますようお願い申し上げて就任のご挨拶とさせて頂きます。